繊維業界 独特な業界用語まとめ

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きゅうれいぱっぱ

60ローンの標準的な規格。打ち込み本数が経糸(たていと)90本、緯糸(よこいと)が88本であることから。経緯足して、178本ローンと言われる。

(例)きゅうれいぱっぱの普通の60ローンの生機(きばた)やったら、中国でなんぼでもあるで。

バランス

販売可能な在庫数量のこと。売りバランスとかフリーバランスと言われることもある。

(例)1番色は、バランス20反でそのうち現物は5反で、残りは10月末UP予定です。

中希(ちゅうき)

生地の反物の中で微妙に色の濃淡などが変わっていき、生地の状態だと分からないが、製品にして縫い合わせたときに色が違うことに気づく現象。連続染色など生地を広げた状態で染色されるものはでるリスクが高くなる。また広巾の生地も同様にリスクが高くなる。多くはインキング修正(上から補色してなじまさせてわからなくさせる)で製品修整する。

ちなみに、株式会社桑原に代表されるようないわゆる「なおし屋さん」で直してもらうと驚くほどきれいに修正できることが多く、技術の高さに感心することが多い。

(例)これくらいの色差で、中希にされるのは、厳しいなー。修正してる納期ないし、一旦、店頭出しません??

抜き販売(カラーストック対応)

本来、生地の生産にはまず、生機(キバタ)を作るところから始まる。産地ごとの経糸(たていと)整形のロットによっても変わるが、だいたい、5,000m以上のロットが必要になることが多い。次にその生機を染色する工程があり、染色方法によっても変わるが、多くの場合は、500m以上のロットが経済ロットになるという大掛かりな発注になるのが普通である。また当然、工程が多いので、納期もかかる。

そこで、生地問屋やテキスタイルコンバーターと呼ばれる業態の企業が、売れそうな色の需要予測をして染色、即出荷できる状態で在庫の備蓄販売を行っている。これにより、アパレルメーカーの1反から欲しい生地を自由に買いたいという小ロット、QR要望に対応可能となっている。この準備された生地の商売を指す。

ちなみに、この業態は世界的には、あまりなく、宇仁繊維株式会社などの日本の企業がヨーロッパ市場などで営業する際のアピールポイントの一つとなっている。

(例)新ブランドで、まだロットが小さいので、素材提案は「抜き販売可能」なもので願いします。

色ナレ (ナレ売り)

カラーストックをしているテキスタイルコンバーターは、在庫の備蓄販売をする際、アパレルの購買の需要予測をして、発注していくことで、過剰在庫を持ったり、売り切れによる機会ロスにならないように努力している。ただし、イレギュラーの注文が入ってきて、特定の色だけを大量に発注されると計画が狂ってしまう。通販のビジネス、輸出の商売などで、一般のアパレルのセオリーと違う動き方をしている企業からの注文の際に起きやすい。

そこで、各色バランス良く発注してもらうことを「色ナレ注文」と呼ぶ。廃番予定品番で、キバタがなく追加できない商品やロットが大きく納期が長い先染めなどは追加注文での在庫調整が難しい商品の場合にこの条件がつきやすい。

(例)このチェックは糸染めのロットが大きいので、三配色すべてのナレ販売にてお願いします。

暫八(ざんぱち)

通常、アパレル製品を日本に輸入した場合、関税が発生します。そのため、日本から生地など原材料を送って、中国の工場で縫製し、完成品を日本に戻す「加工貿易」をした場合、関税負担が大きくなってしまいます。この場合、単純な製品の輸入ではなく、日本の原料を使った加工貿易であることを申請することで、関税の軽減をすることができ、その条例を「関税暫定措置法第8条」、通称「暫八」と呼びます。

近年、中国ローカルの原料のクオリティが上がってきたので、わざわざ原料を送り込むメリットが減ってきており、かつ、中国政府が自国の生地を売りたいため、条件を厳しくしており、減少傾向にあります。

目付(めつけ)

生地の重さのこと。特に、ニットは、糸量(重さ)で各工程の工賃を計算するので、重視されます。布帛の場合でも、貿易する場合は、運賃の計算に必要なので、暫八を使った加工貿易などで輸出することになった場合、必要です。

だいたい、1mあたりの重さを指すことのほうが多いと思いますが、たまにスクウェアメーター(平方メートル)当たりの重さで書いてくる業者もいます。どちらかを明確するために、

生地巾1mあたりの重さ リニアメーター

1平方メーター当たりの重さ スクエアーメーター と明記していることがほとんどです。

・リニアメーター

XXgram  per linear meter、XXg /LM

・スクエアーメーター

XX gram per Square Meter、XXg/SM

リネンテスター

生地屋なら、だいたい持ってる生地の組織を見るための拡大鏡です。縞見ルーペとも言います。

ごまるのいっちょんちょん

ポリエステルタフタの定番的な規格を指します。ちゃんと記載する場合は、50D/144F。

ごまる=糸番手50d、いっちょんちょん=144カウント(糸の本数)のフィラメント糸の糸使いであるということを意味します。フィラメント数が多いほど、柔らかくしなやかで風合いがよくなる傾向があります。

(例)マスダで、ごまるのいっちょんちょんのサンプル帳取り寄せたら、品名に「ごまるのいっちょんちょん」って書いてあって、笑った。

着分(ちゃくぶん)、見本着(みほんちゃく)

生地を反物ではなく、メーター指定してカットしたもの。主にアパレルメーカーが、量産発注の前のサンプル作成時に、発注する。人によっては、「サンプルカット」、「メーターカット」「着分カット」などとも言う。

(例)着分カットは、本日出荷できないことが多いから、早めにオーダーしておいてください。

T/R(ティーアール)

ポリエステルとレーヨンを混紡した素材のこと。

逆混

レーヨンの割合のほうが多いT/Rのこと。

ピリング

毛玉ができること

CD(カチオンダイ)

カチオン染色

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